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【アプリケーションエンジニア】IT資格ロードマップ!取る順番を現役SEが解説!

今回は、

  • 既にITエンジニア(アプリケーションエンジニア)として働いており、今後さらなるスキルアップを目指したい方
  • ITエンジニアとして働いているが、情報系の資格が未取得の方

に向け、「ITエンジニアとしてスキルアップするために有効な資格」は何なのか、またどのような順番で取得すると効率が良いのか資格取得に向けたオススメのロードマップについてご紹介します。

資格には多くの種類があり、どれを取るべきか迷ってしまうこともあるでしょう。それを解決するために、このブログでは各資格の合格に向けた具体的な学習方法や、スケジュールも詳しく紹介しますので、効率的な学習の手助けとなれば嬉しいです。

せっかく勉強して資格を取得するなら業界でも役に立つような、転職の際に有利になるものが良いですよね。

ここで、筆者である私(すーじー)の自己紹介を簡単にします。

  • 現役の社内SE(アプリケーションエンジニア)
  • 社会人歴約15年
  • 経験業界は金融業、製造業

詳しく知りたい方は下記のページにどうぞ。

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目次

IT資格取得ロードマップ|アプリケーションエンジニア向け

アプリケーションエンジニアのIT資格取得ロードマップは、

  1. 基本情報技術者
  2. 応用情報技術者
  3. Python3エンジニア認定基礎試験
  4. (個人の目指す方向や実務内容により)高度情報技術者

がおすすめです。

ただし、実務経験なしの方と、実務経験ありの方では、少し違ってきます。

実務経験なしの方

実務経験がない方は、まずは基本情報技術者の取得を目指してください。

IT業界で働いていなくとも、目指そうと思っている方なら、「ITパスポート」という試験区分があるということはご存知だと思います。ただ、私はITパスポートについては特に取る必要はないと思っています。ITの技術者を目指す方であれば、ITパスポートを取得するメリットはあまりないと言えます。こちらの記事をご覧ください。

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基本情報技術者試験に合格するためには、一般的に150〜300時間の学習時間が必要とされています。この試験はITの基礎を広くカバーしており、初学者にとっても取り組みやすい内容となっています。特に、情報セキュリティ、ネットワーク、アルゴリズムなど、システムエンジニアにとって重要な分野をしっかりと学ぶことができます。

勉強時間は個人のバックグラウンドや理解度により異なりますが、平均的には3〜6ヶ月を目安にスケジュールを立てることをおすすめします。

実務経験ありの方

既に実務経験がある方にとっては、「基本情報技術者試験」を飛ばして「応用情報技術者試験」から挑戦するのも一つの方法です。実務での経験がある方は、基本的なIT知識や開発経験を既に持っていることが多く、応用情報技術者試験に直接取り組むことで、より高度なスキルを短期間で身につけることができます。

応用情報技術者試験では、システム開発やプロジェクトマネジメント、データベース設計、セキュリティなど、実務に直結する幅広い知識をカバーしています。そのため、実務経験がある方にとっては、自身の知識を整理し、より深く学ぶことができる資格です。特に、プロジェクトリーダーやチームリーダーとしての役割を目指す場合には、応用情報技術者試験の取得が非常に有効です。

ところで、IT業界は資格がないとできない仕事ではありませんし、実務でバリバリやられている方にとっては、「資格は本当に意味があるの?」「普段の仕事が忙しいからそれどころではない」と思われる方もいると思います。

例えば、よく「基本情報 意味ない」というようなワードで検索されることも多い基本情報技術者ですが、筆者は全くそうは思いません。そんな方は、こちらの記事をご覧ください。

(※近日公開予定)

Step1:基本情報技術者試験

ITエンジニアがまず最初に取得するべき資格の1つ目は”基本情報技術者”です。

ITエンジニアは、就業において担当する役割や業務ごとに様々な職種に細分化されます。

しかし、どのITエンジニアの関連職種であっても共通する基本的な知識が存在します。そんな基礎知識に基づく資格が”基本情報技術者試験”であり、ITエンジニアとして必ず合格しておきたい資格です。

試験の難易度は、その年によってバラつきがありますが、ここ数年の合格率は概ね40%台を推移しており比較的易しめです。

とはいえ、まったくIT関連の知識がない初心者の方には難しい問題も多く、時間をかけて効率よく学習を進めなければ合格は難しいでしょう。

基本情報技術者に合格するための勉強スケジュール

個人のバックグランドにより違いますが、IT初心者の方は、半年ほど見ておいたらいいと思います。

ここでは、おすすめの参考書を一つ載せておきます。詳しく知りたい方は下記の記事を見てください。

『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』

(※近日公開予定)

Step2:応用情報技術者試験

基本情報技術者試験に合格したら、次に取得するべき資格の 2つ目は”応用情報技術者”です。

基本情報技術者試験と比べると応用情報技術者試験は難易度が高く、合格率は20%台前半です。

しかし、位置付けとしては基本情報技術者試験の上位資格ということもあり、重複している出題範囲の部分もあります。そのため、基本情報技術者試験の際に学んだ知識をそのまま活用できるのです。

これら情報処理技術者試験は出題範囲が広く、受験間隔が長期間空いてしまうと大部分を忘れてしまう方も少なくありません。

そのため、効率の良い資格取得に向けて基本情報技術者試験から応用情報技術者試験までなるべく間隔を空けずに挑戦することをおすすめします。

ある程度(5〜10年)IT技術者として経験を積んでいるのなら、応用情報技術者の資格は転職市場では持っていて当たり前、と見られる場合もあります。

応用情報技術者に合格するための勉強スケジュール

応用情報技術者も、おおよそ6ヶ月見ておけばいいと思います。

おすすめの参考書を一つ載せます。

勉強スケジュールについてはこちらです。

(※近日公開予定)

Step3:Python 3 エンジニア認定基礎試験

続いて、ITエンジニアが取得するべき資格としておすすめなのは”Python 3 エンジニア認定基礎試験”です。

基本情報技術者、応用情報技術者と続くと、次は高度情報技術者だと思われるでしょうが、その次のStepとし、ここでは敢えて外します。なぜなら、ITエンジニアとしてキャリアアップするためには、下流工程、プログラミングもある程度知っておくべきだからです。

特に、Pythonはここ数年で人気、需要ともに上昇し、基本情報技術者試験でCOBOLに変わり、言語の一つとして選ばれました。

2024年現在では基本情報処理技術者の形式が変わり、プログラミング言語の選択はなくなってしまいましたが・・・。

いわゆるプログラミングに関する資格であり、『なんだか難しそう…』と尻込みする方もいるかもしれません。

しかし、”アプリケーションを動かすだけ”ならば既存の公開されているプログラムをコピーするだけで完成させることができます。

近年は、プログラムを生成AIが生成してくれるため、これまでに比べると確実にハードルは下がっています。

とはいえ、アプリケーション開発系の道に進むのであれば、プログラミング言語の基礎はきちんと習得しておかなければなりません。

なぜならば、インターネットや生成AIによるプログラミングが全て正しいものであるという保証はどこにもないからです。

また、基礎からしっかりとプログラミング言語を習得すればその考え方や理論も自ずと身につけられるため、この先他のプログラミング言語を習得する際にも比較的容易になります。

Python 3 エンジニア認定基礎試験に合格するための勉強スケジュール

(※近日公開予定)

Step4:高度情報技術者

最後のStep、高度情報技術者です。

アプリケーションエンジニア、その中でも管理系を目指すエンジニアであれば、私がおすすめするのは、

  1. システムアーキテクト
  2. プロジェクトマネージャ
  3. ITストラテジスト

の3つです。下記の表をご覧ください。

資格名おすすめ度特徴
システムアーキテクトシステムの設計者向け
まず最初に高度情報を目指すなら
プロジェクトマネージャ超人気資格
マネジメントを目指す人向け
ITストラテジストITと経営を結びつける戦略家
DBスペシャリストDBの専門家
基礎知識をつけるために受けるのはあり
NWスペシャリストNWの専門家
基礎知識をつけるために受けるのはあり
情報処理安全確保支援士セキュリティの専門家
需要が高くなっており、勉強する価値はあり
システム監査技術者SEというよりシステム監査をする人向け
ITサービスマネージャシステムの運用をしている人向け
エンベデッドスペシャリスト組み込み技術者向け

もちろん、個人のキャリア志向により違うのですが、私は技術バリバリというより管理系の仕事をしているので、この3つが王道と言えます。

◎3つの資格についてはこちらで解説しています。

(※近日公開予定)

私もシステムアーキテクトの資格を持っています。合格した体験談はこちらの記事をご覧ください。

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ITエンジニアは自身が目指すキャリアパスに合わせて資格を取得しよう

 ITエンジニアの資格を取得することで得られるメリットは「早い段階でキャリアアップや年収アップの可能性が高くなる」ことが挙げられます。

ITエンジニアという職業は、スキルや経験といった実績や実務能力が重視される仕事です。ITエンジニアのキャリアを築いていく上で、資格が必須というわけではありませんが、資格を持っていれば、ITエンジニアへ転職する場合やキャリアアップの際に”スキルを客観的に証明する手段”として役立てることができます。

自身が目指すキャリアパスに合わせて、資格取得のロードマップを考えると良いでしょう。

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