設問3 システムの設計変更について
今回は問3の設問3からの振り返りです。
設問3は、システムの設計変更についての段落からの出題で、半分を占めています。
(1)お知らせメール一斉送信機能の導入にて、変更する必要がある機能
この設問は、全てお知らせメール一斉送信機能を導入することに関しての内容です。18ページのはじめに、「生徒の保護者に一斉にメール送信する」「全拠点または選択した拠点の全生徒が対象」「対象となるメールアドレス全てにメールが送信される」ということが書かれていますね。
次に、表2を確認します。メールに関することがいくつか書かれていますが、最初の「生徒情報管理」の機能に、「メールの受信有無」を設定し、メール受信希望に保護者にはメールアドレスを設定し、希望しない保護者には設定しない、という記載があります。
ここでピンとくるかですが、つまり、全員に一斉送信する機能なので、受信希望に関わらず、メールを全員に送信する、ということです。
解答としては、
機能名:生徒情報管理
変更内容:メール受信希望有無に関わらず、保護者のメールアドレスを設定する
です。
(2)お知らせール一斉送信機能の導入にて、懸念される悪影響
下線③のすぐ後に、「専用のメールサーバを新たに導入することにした」という記載があります。
ここでまた表2を確認するのですが、「メールサーバの仕様上、一度に大量送信すると送信完了までに時間が掛かることがある」とあります。
つまり、メール一斉送信機能を導入するとメール送信に時間がかかってしまう可能性があるということになりますね。
解答は、
登下校通知メールの送信完了が遅れる
です。
(3)別拠点への登下校対応について、変更する機能名と機能概要
登下校履歴ファイルに、登下校した拠点を示す「拠点コード」の属性を追加すると書いてあります。登下校代理登録機能は変更する、と既に記載があるため、それ以外の機能について解答するということはわかりますね。
そうなると、表2で「登下校履歴ファイル」「登下校の拠点」に関することが書かれている機能のは限られてくるので、機能名を答えるところまではそんなに難しくはないと思います。
まず、登下校通知メール機能ですが、実際に登下校した拠点から抽出しないといけませんので、登下校履歴ファイルの拠点コードが基になる、ということがわかります。
次に、拠点在室人数表示機能についても、実際に登校した拠点の人数を表示しないといけないので、こちらも拠点コードを基にすることが必要です。
解答は、
①機能名:登下校通知メール
変更内容:拠点コードは、登下校履歴ファイルの拠点コードから取得する
②機能名:拠点在室人数表示
変更内容:登下校履歴ファイルの拠点コードが時拠点になっているものを取得する
となります。
設問3については、(2)以外はほとんど自信がありませんでした。ITECやTACの回答を確認すると、似たようなことを書いたつもりではいますが、どこまで部分点が取れているかで合格点の半分、30点を取れているかになると思います。
午後Ⅰ試験の振り返りは、今回で終了になります。長い間お付き合い頂き、ありがとうございました。
次回は午後Ⅱの振り返りを行います。